2018年 11月29日 |
MTBのタイヤ交換 その1 |
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※長文です。
興味のない方はすっ飛ばしてくださいね。
さて、私のマウンテンバイクのタイヤ、もうすでに4年ほど経過しており、すり減ってきたのはもちろんですが、先日のライドでタイヤの側面がボッコリと膨らんでしまいました。
もう寿命ですね。
新品のタイヤを購入しようと思って少し調べたのですが、なんとビックリ! なことに、すでに日本ではタイヤが殆どないという事に!!
どういうことかというと...
一番最初に私がMTBを購入した2000年頃は、マウンテンバイクのタイヤといえば26インチが主流でした。
そして、現在の5代目となるMTBを購入したのが5年前、その頃には29インチのMTBが段々とシェアを伸ばしていました。
理由はいろいろありますが、タイヤが大きいぶん、石ころや段差の乗り越えがマイルドで簡単、 「特別に上手くなくても上手くなったように乗れる」 事が売れてきている理由だったでしょう。
ただ、もっさりとした操作感と、サスペンションストロークが十分に取れないのがネックでもあり、クイックさと200mmを超えるサスペンションストロークが必要なダウンヒルバイクではまだまだ26インチが主流でした。
そしてこの5年間ほどの間に席巻してきたのが27.5インチ(正確には650規格)のMTBです。
26インチのクイックな操作感と、29インチの操作の容易さを両方持ついいとこどりです、世界中が熱狂してこれに飛びつき、これまた新しもの好きで流行に流されやすい日本ではもはや新品のMTB(スポーツMTBですよ、なんちゃってMTBではないです)はほとんどが27.5インチになってしまいました。
29インチはクロスカントリー用のMTBなど、ストロークのあまり必要のないMTB、特にハードテイルという後輪にサスペンションのないMTBに、それ以外のMTBは27.5...
ヨーロッパとかアメリカではまだそれなりに26インチの需要もある(クイックさを求める人や小柄な女性に)のですが、日本では 「売っていない」= 「必要のなくなった26インチのタイヤも消滅」 なのです(;_;)
というわけで日本のタイヤメーカー、IRCとかSpecializedのタイヤを見ても、もはや26インチは風前の灯...
日本では消えゆく規格なのか、それともまた持ち直すのかはわかりませんが、多分消えるのでしょう。
とはいえ、新しいMTBに買い換えるのもどうかと思いますし、さあ、タイヤ探しです。
ところで、私の探すタイヤはチューブレス...
チューブレス??と思った方、正解!
普通、自転車のタイヤって中にチューブが入っていますよね、そのチューブがないタイヤなんです。
→車のタイヤと同じですね。
メリットは、なんといってもパンクしにくい。特にお山では、岩とかを踏みつけた時に、その岩とホイールのリムとの間でチューブが挟まれてパンクすることがあります。これをリム打ちパンクというのですが、チューブがないのでこのリム打ちパンクをしないのです。
このリム打ちパンクを予防するためには空気をパンパンに入れればいいのですが、パンパンだと今度はタイヤがグリップしないので滑って転倒しやすいんです。
チューブレスタイヤはかなり空気圧低めでもパンクしにくく、結果的に乗り心地もよくなり、タイヤのグリップもいい。それと、シーラントというパンク防止剤を入れて使うと、画鋲の針ぐらいの穴なら瞬時に塞いでくれるのでパンクしたことにすら気づかないことも。
というメリットばかりのように思いますが、デメリットはタイヤが高い、タイヤが嵌めにくい、自分で交換するにはちょっとした知識と経験があったほうがいいことなどがあります。
私には知識も経験もタップリ!!
↑
それだけ過去に何度も失敗したということです(笑)
さて、タイヤ探しの続き。
先程も書きましたように、日本ではずいぶんと探したものの、ミシュラン、シュワルベ、コンチネンタルなどを含め、カタログ上ではラインアップにはあるもののどこにも在庫はなく、問屋への入庫も今後はないとのこと。
(・_・;)
そんな時の海外通販、やはり海外ではまだそれなりの需要があるようです。
購入したのはこちら。
MAXXISのCROSSMARK II です。
...気づいたあなたはすごい!!!
目の錯覚ではありませんよ、タイヤの内側にブロックがある!
そんなわけあるわけない、ですね(笑)
実は、タイヤの中にはくるくるとたたまれた状態で売られているものがあります。
こんな感じです。
で、タタミグセを直すために裏表逆にして寝かせているんですね。
これをしておくと後で説明する空気漏れが少なくなります。
さて、次回は取付編ですよ。
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