2017年 07月20日 |
超マニアックなお話 4 EMVについて |
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さて前回までで、11年前の純正ナビを、大体最近の新車程度のことができるようになったのですが.....
気になり始めるととことん気になる、損な性格の私でして...
電話は、純正のBluetoothで接続することが出来ました。平成18年当時はBluetooth規格の創世記ですから、接続できる事自体がすごいことで、それに感動したりもしていましたが、やっぱり駄目なことには目をつぶってはいられない。
「電話帳が転送できない」
Bluetoothでは、電話したり音楽流したりと色々なことができるのですが、できることの数だけプロファイルが必要になります。今回、電話帳転送のために必要なプロファイルはPBAP (Phone Book Access Profile)というものになりますが、現行の規格と転送量の関係から、全く同じものとはいかないようです。
今の状態は、電話はつながって、電話を受けたりかけたりはできるけど、ワンタッチダイヤルとかは使えない、ナビの電話帳から探して電話することが出来ない.....
iPhone使用していますので、方法としては
「Hey Siri!」→「○○に電話」
でつながるのですが、「OK,Google!」よりも格段に聞き取り能力の劣るSiriちゃんですので、普段の運用をこれで済ますには大変不便で使い勝手も悪いのです。
そこで、これまでと同じようにネット徘徊するわけですが、さすがに平成18年のエレクトロマルチビジョンに、iPhoneから電話帳を転送登録した人の情報などはあるわけもなく、そもそも転送できないので、そこで皆さん諦めているのだろうと類推。
ならば自分で発見するしかない、そういう時に閃く能力が自分ですごいと思ったのですが、「当時接続できていたガラケーを探す!」のが最短の近道。
そこで、当時のガラケーの接続状況を確認すると、当時でも、どうやらものすごく限定された機種しか接続できていなかった様子で、電話はかけられるけど電話帳転送はできないガラケーが多い中、3種類ほどの機種が特定できました。
機種名が判明しましたので、あとはその中古品を某オークションで見つけるのみです。
ようやく1種類のみですが、発見することが出来て落札。
ウキウキしながら到着後に起動しようとすると.......
「SIMが刺さっていませんので起動できません!!」 (T_T)
そんな話は聞いてないよ~~っと、さらに某オークションでSIMを検索、期限切れで使えなくなっているSIMを250円で落札、本当に起動するのかドキドキしながら起動すると...
めでたく起動できて\(^o^)/
住所録の移行は簡単だろうと高をくくっていましたが、ガラケー→iPhoneの転送方法はなんとでもなりますが、iPhone→ガラケーの転送はハードルが高い。
まあ、こちらからかける電話にそれほど種類や件数があるわけではありませんので、自宅と家族、重要なショップと職場の電話を20件ほどの入力をして、ナビの電話帳に無事に転送できました。
※最近のカーナビはセキュリティの関係から、bluetooth接続している電話機種ごとに電話帳管理しているため、今回のように別機種から転送した電話帳を、そのまま使用することは多分出来ないだろうと思いますので要注意。
ようやく最新のナビに劣らない環境が構築できました。
ただし、もう一回続きます。
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