2017年 07月30日 |
超マニアックなお話 5 EMVについて 最終章 |
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最終回ですm(_ _)m
ほぼ思う通りのナビになりました11年前のエレクトロマルチビジョンですが、ここからはさらなる快適化計画です。
というのもメーカー純正ナビですので、皆さんがお付けになっている純正ナビと同様に、走行中は操作できないようになっています。例えば、テレビボタンを押していても、DVDを見ていても、「サイドブレーキを解除」すると画面が地図に早変わりします。
別に地図画面になって頂く必要はないんですが、そのような動作環境になっておりますので、少々変更してやる必要があります。
11年前の中古車ですが、購入当時からテレビナビキットが装着してあり、テレビ画面を見たければテレビボタン、走行中にナビ操作をしたければナビボタンを押せば操作できるようになります。
こういうやつですね。
そういうもんだと割り切って使うことの出来ないのが私の悪いところ...
サイドブレーキを引けば画面が開放されるということは、どこかの結線にサイドブレーキを引いた時に出る信号を誤認識させれば画面が表示されるはずです。
多分ね(笑)
そこでエレクトロマルチビジョンを取り外してみたわけですが.....
11年間の長い経過の間につけられたであろう、問題のテレビナビキットやETCの配線などであまりにグチャグチャして汚かったので整理しながらの作業となりました。
そうまさにこんな感じ(・・;)
この配線群の中からテレビナビキットの配線を見つけてじっくり観察、そしてデジタルテスターを導入して、サイドブレーキを引いたり離したりしながらチェックすると、配線位置がわかりました。
サイドブレーキの配線はボディーアースでしたので、アース配線をサイドブレーキ信号を感知している配線に直接結線しました。
試しに動作させてみると思った通りに動いています \(^o^)/
っと......
んん???
地図ディスクの読み込みが途中までいって、止まって呼び出して.....
ふう、ようやく起動しましたね...
安心と思いきや、オーディオの電源を入れると、エレクトロマルチビジョンのモニターが色調変わってそのままダウン.....
そうです、完全なる電圧不足です。
裏側が見事なタコ足配線で、なんでも同じ所から配線を取っているために電圧が足りなくなったようです。
さてどうしたものでしょうか.....
アクセサリー電源側は落ち着いて動いているようですので、バッテリー電源側の電圧を確保する必要がありそうです。
こういう時に簡単なのがバッ直(バッテリーに直接電源を配線)なのですが、配線をエンジンルームから引き込むのがめんどくさそうなのと、エンジンルーム内の見た目があまりきれいでなくなるので却下。
車の取扱説明書とにらめっこして、助手席足もとのヒューズボックスから引き込むことにしました。常時電源ONのヒューズを探しますので、ここはブレーキランプヒューズが適任、20A/10Aの電源取り出しヒューズを噛ませて電源を引きました。
こういうやつを
こうやって使います。
※画像は借り物です。
すると、なんということでしょう。
電源も安定し、バッチリ問題なく動くようになりました。
ようやく快適化計画も終了です。
長い間お付き合いありがとうございました。
そうそう、最近気づいたのですが、11年も前の車なのにボイスコントロールができるのですよ、私の車。
それもなかなかおもしろい!
「温度21度」
このように叫ぶと、エアコンの温度を21度に設定してくれます!!
「交通情報」
と叫ぶと切り替えてくれます。
さらに、
電話ボタンをおして、「自宅」というと自宅に電話してくれます。
古い車ですが、まだまだ何かありそうです。
ヽ(^。^)ノ
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