2019年 02月16日 |
ギア比考察 その7 取付編 |
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さて、では取り付けていきますが、外してつけるだけなので...
とは言いつつも、SLXの10速カセットが取り付け不可能でしたのでこちらは某オークションに流し売りしました。
さて、なぜつけれないのかと言うと、10速のカセットに一番大きいギアを1枚追加しますので、どこかからギアを間引かないといけません。通常は15T、もしくは17Tを抜くのですが、なんと、SLXは11Tと13Tだけが分離可能でその他はくっついているという事態....
想定外、というか、きちんと調べろ!という話ですね。
ちょいと調べてみると、サイクリーという自転車パーツ中古専門店になんと、XTの15Tギアが欠損しているために格安で売られているものがあったのでそそくさとゲット。
٩(๑´3`๑)۶
それがこいつ。
上の方が40TワイドコグにXTの11-36Tを載せたもの(15Tを間引いています)。下がもともとの11-32T
いやあ、最大ギア32Tと40T、全然大きさが違いますね。
まずは40Tのギアをおいて、そして順にキチンと並べて配置、交換完了!!
そして変速機を取り付けます。何度も交換しているので調整もお手の物、High側とLow側のポジション調整して、40Tのギアのところでテンションボルトで高さ調整するだけ。
今回の交換でいちばん大事なのはチェーンのコマ数。
なんといっても、もともと36Tまでしか対応していないディレイラーを40Tで使用しますのでコマ数が結構シビアなのです。
後ろのサスペンションがない自転車ならまだいいのですが、後ろのサスペンションストロークで前後のギア間の長さが変わりますので、それの吸収もディレイラーにしてもらわなければなりません。
一番チェーンの長さが必要なのはサスペンションが一番沈み込んだ時。
試しにサスペンションユニットを外して沈み込ませていますが、ディレイラーの伸び具合はこんなもの。
同じところにチェーンを掛けたまま通常の位置にサスペンションを戻すとこのとおり。
ディレイラーに余裕がありますね。
チェーンが短いとジャンプして着地したときなどにチェーン負荷が強すぎて切れることもあります。
余裕もたせすぎるとダルンダルンでチェーン落ちしやすくなりますしね。
チェーンの長さの目安は前後ともに最大ギアにしてチェーンを合わせ、そこに2コマ追加と言うのがスタンダードです。
きちんとコマ数調整後の1枚ですが、一番小さいギアにしたときのディレイラーの位置です。
まだ少し余裕がありますのでこれでバッチリでした。
さて、試走が楽しみですね。
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