医療法人社団六心会恒生病院

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外来のご案内|主な対応疾患

四肢の骨折

上肢や下肢の骨折は、子供から高齢者まで多彩なものがありますが、近年の少子高齢化社会に伴い、圧倒的に高齢者の骨折が増えています。特に骨粗鬆症に伴う、骨折が主体となります。手首の骨折(橈骨(とうこつ)遠位端骨折)、肩の骨折(上腕骨近位端骨折)、太ももの内またの部分での骨折(大腿骨頚部骨折と大腿骨転子部骨折)、足首の骨折(腓骨遠位端骨折)、などがその代表的なものです。

学童期から青壮年の活動性の高い年齢層では、スポーツ外傷、交通事故、労働災害が関係することが多く、鎖骨骨折、肘関節部の骨折、手指中手骨骨折、骨盤骨折、頚骨近位部の骨折、足関節骨折、踵骨骨折、などが比較的多い骨折です。

がんの転移や、感染症や、内科的疾患などが関係した病的骨折もあり、その場合は、原因疾患をどれだけ早く把握できるが最も重要となります。

症状

骨折部位の疼痛や腫脹、関節の障害とともに、大出血による貧血症状や、血管損傷による血流障害、傷が汚染され細菌感染を併発しないかどうかなどが重要な問題です。全身状態、内科的疾患の既往や治療状況により症状が大きく変化することに注意しなくてはいけません。

主な検査

・X線検査
・CT検査
・MRI検査
(特にCT検査機器の進歩により、解像度が優れ、立体像で把握でき、早期の確実な診断において有用性が増しています。)

治療法について

骨折の部位、重症度、全身状態、社会的背景などまで配慮して、簡単な包帯固定やギプス固定による外来通院治療から、入院治療、全身管理、必要によっては、緊急手術的治療まで、四肢の骨折の治療は、多彩であり、救急対応と全身管理を要する重篤な場合まであることに常に配慮する必要があります。

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